現在、デザインの持つ役割は、一定の枠の中では語りきれないくらい多様化し、その領域も広範囲に及んでいます。
モノの形を与える作業を通じて、人や社会とのコミュニケーションツールとしてデザインを位置づけていくことが、オブスキュアの課題とも言えます。
このようにデザインの概念が、様々な領域にうつろいゆく状況を総称し、あえて“曖昧な”という意味を持つオブスキュアという名称を社名として選択しました。
オブスキュアが手掛ける環境デザイン、プロダクトデザイン、ビジュアルデザインは、当然それぞれの専門とする対象や方法論は異なりますが、いずれも相互に影響を与え合い、人と密接にかかわり、快適な環境を作るための重要なファクターとなっています。
このような中で、単なる装飾や虚構を超えた見地でデザインをとらえるためにも、「環境形成」という概念から、ひとつのデザインとそれを取り巻く環境を、オブスキュアの視点で表現していきます。
オブスキュアは、このテーマに立脚し、人と道具、人と生活環境のより良い関係をかたちづくるために、デザインを媒体とした新しい形を見出し、展開していきます。
代表取締役 村田 稔