新型コロナウイルスの流行が終息する気配がありません。米国や欧州に続き、東京でも感染拡大が続き、この数日で都内の歯科大学病院の歯科医師、一般歯科医院のスタッフも感染したという一報が入りました。2020年4月1日時点で国内のPCR検査陽性者数が2,000人を超えたというのですから、歯科医療関係者が感染したとしても不思議はありません。そもそも医療現場なのですから、今まで感染者が表に出てこなかっただけと考える方が妥当でしょう。
この新型コロナウイルスの問題は、まったく未知のウイルスという点にあります。政府の発表もマスメディアの報道も、識者の発言さえも、何が真実か本当のことはわからないわけですから、どれほど歯科医院に脅威になるのかもわからないわけです。新型コロナウイルスの出現はリスクではなく、不確実な現実が出現したということです。こんな時に頼りになるのは、歯科院長のリーダーシップと医療者としての良識しかないでしょう。政府に依存して、マスメディアの報道に右往左往するよりも、現時点で院長自ら確かな情報は何かを判断して、自分の信念に基づいて行動するしかありません。
現時点で歯科医院にとって有益な情報として以下の文書を参考にしてください。
- 歯科医療の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染予防
http://www.sat-iso.net/message/corona/20200402.pdf - 米国の歯科医師としてCOVID-19パンデミックの最中にいること
― 歯科の課題と医療崩壊危機―
http://www.sat-iso.net/message/corona/20200401.pdf - 奥田克爾先生
東京歯科大学同窓会「奥田克爾名誉教授」アーカイブ - 片渕三千綱先生のFacebook
https://www.facebook.com/drmichikatafuchiabp/